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歯科口腔外科とは
歯科口腔外科は、口の中やあご、顔面に関する外科的処置を専門に行う分野です。
歯や歯ぐきだけでなく、あごの骨、舌、頬の粘膜、顎関節など、広い範囲を対象としています。たとえば、次のような症状や処置が含まれます。

- 骨の中に埋まっている親知らずの抜歯
- あごの骨の腫れや骨折
- 顎関節症による口の開けにくさや痛み
- 口内炎や粘膜のできものの診断
- 事故や外傷による歯やあごの損傷
- 口腔がんの早期発見と精密検査
難易度が高い処置が必要な場合は、専門機関と連携しながら治療を進めます。場合によっては連携医療機関へ紹介する場合もあります。
全身疾患への対応
高血圧や糖尿病、心疾患などの全身疾患をお持ちの方、あるいは特定の薬を服用されている方の抜歯や外科処置では、慎重な判断が求められます。
当院では、医科の主治医と連携しながら、全身状態を把握したうえで治療計画を立てています。
注意が必要な主な疾患・薬剤
| 心臓・血管系疾患 | 高血圧症や狭心症などがある場合、処置中の緊張や痛みによって血圧が上昇することがあります。 抗凝固薬や抗血小板薬を服用している場合は、出血のコントロールが重要になります。 |
| 糖尿病 | 血糖値が高い状態が続いていると、傷の治りが遅くなったり、感染のリスクが高まったりします。 事前の血糖コントロールの確認が欠かせません。 |
| 骨粗鬆症治療薬 | ビスホスホネート製剤や抗RANKL抗体製剤を使用している場合、顎の骨の治癒に影響することがあります。 投与歴や期間を確認しながら慎重に判断します。 |
| 血液疾患 | 血液が固まりにくい体質の方は、止血管理が重要になります。 |
安全に配慮した対応
治療前には、既往歴や服用薬について詳しく確認します。必要に応じて医科主治医へ照会し、検査データの共有も行います。必要があれば血圧や脈拍を確認しながら進め、組織への負担をできるだけ抑えた方法を選択します。
また、術後の感染予防にも配慮しています。全身疾患がある方も、状況を踏まえたうえで対応しています。

口腔がん
口腔がんとは
口腔がんは、舌・歯ぐき・頬の粘膜・口の底・上あごなど、口の中に発生する悪性腫瘍の総称です。
多くは粘膜の表面から発生する「扁平上皮癌」で、特に舌や歯ぐきに生じやすいとされています。
初期の段階では強い痛みを伴わないこともあり、単なる口内炎や傷と見分けがつきにくい場合があります。そのため発見が遅れることも少なくありません。
進行すると、次のような症状がみられることがあります。
- しこりや硬い部分がある
- 白斑や赤い病変が消えない
- 出血しやすい
- 飲み込みづらさや話しづらさ
- 顎の下のリンパ節の腫れ
口腔がんは自然に治ることはありません。
だからこそ、違和感をそのままにしないことが大切になります。
長引く口内炎との違い
口内炎は多くの場合、1〜2週間ほどで自然に改善します。
しかし、2週間以上治らない場合は注意が必要です。
特に次のような特徴がある場合は、早めに確認することをおすすめします。

- 同じ場所に繰り返しできる
- 触ると硬さを感じる
- 徐々に大きくなる
- 痛みがないまま続く
- 何もしなくても痛みがある(痛みがない場合もあります)
市販薬で様子を見る方もいらっしゃいますが、原因が異なる場合は効果が出ません。
「いつもの口内炎と違う」と感じたときこそ、専門的な診察が役立ちます。
当院の診断体制について
当院では病理検査(組織検査)を行うことはできませんが、口腔がんや粘膜疾患について大学で学んできた歯科医師が在籍しています。視診や触診を通して病変の状態を確認し、大学病院での精密検査が必要かどうかを判断します。
「このまま様子を見てよいのか」「大学病院を受診したほうがよいのか」と迷われる方もいらっしゃいますが、まずは当院でご相談いただくことも可能です。診察の結果、より詳しい検査が必要と考えられる場合には、大学病院などの専門医療機関をご紹介いたします。
紹介の際も、現在の状態や今後の流れについて丁寧にご説明します。気になる症状がある場合は、一人で判断せずにご相談ください。

口腔潜在的悪性疾患
口腔潜在的悪性疾患とは
口腔潜在的悪性疾患とは、将来的に口腔がんへ移行する可能性がある口腔粘膜の病変や状態の総称です。
すべてががんになるわけではありませんが、放置せず経過を確認していくことが大切です。
代表的なものには、白板症、紅板症、口腔扁平苔癬などがあります。
初期の段階では痛みが少ないことも多く、「口内炎だと思っていた」「噛み傷だと思っていた」というケースもあります。
特に、白いできものや赤いただれ、粘膜の違和感が長く続く場合には注意が必要です。
- 口の中に白い病変がある
- 赤いただれが続いている
- 粘膜がざらざらしている
- 同じ場所に違和感がある
- しみる・痛む症状が続く
- できものがなかなか治らない
口腔潜在的悪性疾患は、ご自身で判断することが難しい病変です。
「痛みがないから大丈夫」と考えず、気になる状態が続く場合は一度ご相談ください。
口内炎や傷との違い
口内炎や噛み傷は、多くの場合1〜2週間ほどで自然に改善します。
しかし、2週間以上経っても治らない場合や、同じ場所に繰り返し症状が出る場合は、単なる口内炎ではない可能性もあります。
特に、粘膜の色や形に変化がある場合、痛みがないまま続いている場合、触ると硬さを感じる場合には注意が必要です。
見た目だけでは判断できないこともあるため、早めの診察が大切です。

- 2週間以上治らない
- 白い部分や赤い部分が消えない
- 触ると硬さがある
- 徐々に大きくなっている
- 痛みがないまま続いている
- 市販薬を使用しても改善しない
「いつもの口内炎と違う」「なかなか治らない」と感じた場合は、自己判断で様子を見続けず、歯科医院で確認することをおすすめします。
当院での確認と専門医療機関への連携
当院では、口腔内の粘膜の状態を視診・触診により確認し、口腔潜在的悪性疾患が疑われる病変がないかを診察します。
病変の大きさ、色、形、硬さ、経過などを確認し、必要に応じて経過観察や専門医療機関への紹介を行います。
なお、当院では病理検査(組織検査)は行っておりません。
精密検査が必要と判断した場合には、大学病院などの専門医療機関をご紹介いたします。
紹介が必要な場合も、現在の状態や今後の流れについて丁寧にご説明いたしますので、気になる症状がある方は一人で判断せずご相談ください。

顎変形症
顎変形症とは
顎変形症は、上あごや下あごの骨の大きさ・位置・形に異常があり、噛み合わせや顔貌に影響が出る疾患です。
受け口、出っ歯、開咬、顔のゆがみなどとして現れることがあります。
見た目の問題だけでなく、食べ物が噛みにくい、発音しづらい、口が閉じにくい、顎関節に違和感があるなど、機能面に影響することもあります。
- 受け口が気になる
- 出っ歯が目立つ
- 前歯が噛み合わない
- 顔の左右差やゆがみがある
- 食べ物を噛みにくい
- 発音しづらい音がある
- 口が閉じにくい
- 顎関節に違和感がある
顎変形症は、歯並びだけでなくあごの骨格が関係しているため、矯正治療だけでは改善が難しい場合があります。
気になる症状がある場合は、まず現在の噛み合わせやあごの状態を確認することが大切です。
歯並びだけの問題との違い
歯並びの乱れは、歯の位置を整える矯正治療で改善を目指すことができます。
一方で、顎変形症はあごの骨の大きさや位置のずれが関係しているため、歯だけを動かしても噛み合わせや顔貌のバランスを整えることが難しい場合があります。
そのため、症例によっては矯正歯科と歯科口腔外科が連携し、矯正治療と外科的処置を組み合わせて治療を行います。

- 矯正だけで改善できるのか知りたい
- 外科的な治療が必要か確認したい
- 噛み合わせと顔貌の両方が気になる
- 以前から受け口や出っ歯を指摘されている
- 矯正治療を検討しているが不安がある
ご自身では「歯並びの問題」なのか「あごの骨格の問題」なのか判断が難しいこともあります。
気になる場合は、一度診察を受けて状態を確認することをおすすめします。
当院での対応について
当院では、噛み合わせや顔貌、あごの状態を確認し、顎変形症の可能性があるかどうかを診察します。
外科手術が必要と考えられる場合には、専門的な検査や治療に対応できる大学病院などの専門医療機関をご紹介いたします。当院で外科手術を行うことはできませんが、現在の状態を踏まえ、どのような治療の選択肢が考えられるのかをご説明します。
矯正治療だけで対応できる可能性があるのか、外科的な治療を含めた検討が必要なのか、まずは状態を把握することから始めましょう。

久留米市大善寺町で歯科口腔外科をお探しの方へ
歯科口腔外科は、親知らずの抜歯や長引く口内炎、あごの違和感など、専門的な判断が求められる分野です。
当院には、顎変形症などのあごの骨格や噛み合わせに関する分野を学んできた歯科医師が在籍しており、一般歯科とも連携しながら、全身状態に配慮した診療を行っています。必要に応じて大学病院などの専門医療機関とも連携し、患者様のお口の状態に合わせた適切な診療へつなげます。
久留米市大善寺町で歯科口腔外科をお探しの方は、首藤歯科矯正歯科医院へご相談ください。



